• 病理革命

コロナウイルス報道でわかり難い言葉を解説します

最終更新: 2020年4月22日

コロナウイルス,COVID-19,緊急事態宣言と、様々な報道によって不安になる方も多いかと思います。この不安の一つとして、報道や記者会見で使われる言葉(用語)がわからない、理解ができないということもあると思います。

よく使われる言葉などを簡潔に説明してみます。

 #PCR #COVID19 #検体


☆COVID-19:

新型コロナウイルス感染症2019の略です

Coronavirus disease 2019=コロナウイルス ディジーズ2019)


検体(けんたい)

査をする物のこと。のどや鼻の粘膜や粘液を取って検査していますが、例えば血液検査をするときは血液が検体です。胃カメラで胃の組織を取った時には、これが検体と言われます。尿や便を検査する時は、これが検体と言われます。


PCR検査(ピーシーアールけんさ)

粘膜や粘液の中に目に見えないウイルスがいますが、ウイルスに特徴的な遺伝子の配列を見つける検査です。現在は唯一の検査方法ですが、検査時間が数時間かかるため「検査してもらえない」という苦情がでます。インフルエンザのような数分で検出できる別の検査方法の開発が待たれます。


宿主(しゅくしゅ)

ウイルスが生きていくために寄生する生物体のこと。ウイルスは単独では生きていけないので、何らかの生物(ヒト、動物、植物など)に侵入しなければなりません。その侵入された生物体を宿主と言います。例えれば、大家さんの家(宿主)に一緒に住んでいる間借り人(ウイルス)のようなイメージです。ウイルスが寄生する生物には一定の決まりがあり、豚だけを宿主にする(豚だけに感染する)豚コレラ、牛だけを宿主にする(牛だけに感染する)牛痘(ウシの天然痘)などがそれです。ウイルスは種類によって宿主(感染する、寄生する生物)が異なっているのです。


ダブリングタイム:昨日のニュース番組で聞いた新しい言葉かもしれません。ダブリングとは、人数や大きさが2倍になることを言います。バスケットボールで「ダブルスコア」といいますが、相手より2倍以上の点数で勝つことです。「ダブリングタイム」とは、数や大きさが2倍になる時間(日数,期間)ことです。東京都の感染者数が100人を超えて、これが200人になるまでに何日かかるか、30日かかるのと、3日で到達するのでは感染のスピードがけた違いに早いことになります。このダブリングタイムを遅くするために、あるいは感染者数を減らすために緊急事態宣言が出されたと考えても良いと思います。 -つづく





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