#病理解剖 #病理開業 #病理連携 #剖検 #術中迅速診断
私の名刺には、病理診断科クリニックの診療内容と業務内容を記載しています。
当院では、保険医療機関の業務として「病理解剖および診断」を行うことができます。
5月1日から、東京警察病院(中野区中野4-22-1)と、病理解剖の医療契約をさせていただきました。
病理解剖(剖検)は病気でお亡くなりになった患者様を、保険医療機関内で解剖させていただくものです。病理医数が少ない日本では「解剖資格」をもって病理解剖ができる医師も少なく、全国の実施数は毎年減少しています。
「病理解剖」は病理医の重要な仕事ですが、検査会社(株式会社)の受託項目には「病理解剖(剖検)」の項目はありません。
保険医療機関である当院の医師が、東京警察病院の施設で病理解剖を行い、研修医の指導や解剖の病理診断(剖検診断)を行っています。今後は東京警察病院でのCPC(臨床病理カンファレンス)も行う予定です。
病理クリニックを開業してから、連携病理診断以外に様々なお仕事のご依頼を受けました。遺伝子解析を行う企業や、新しい診断機器を開発する企業には、病理標本や診断のアドバイスを行っています。この中には、研究のためのデジタル画像診断も含まれています。
学会・論文は、地域の先生方と一緒に病理学会で発表させていただきました。
あと一つは「術中迅速組織診断」があります。大きな手術を行っている病院でも、病理医がいないため術中迅速診断が実施できない施設も多くあります。今後はこのような施設様に病理医として貢献できるようにしたいと思っています。
術中迅速病理診断は医療機関の中で行われるため、検査会社(株式会社)の受託項目にはありません。
私は総合病院での勤務歴が長いですが、開業しても大学病院や総合病院と同じ病理の仕事ができています。病理の開業医としてとてもやり甲斐を感じています。
患者様や臨床医の先生にとって、病理クリニックの役割はまだたくさんあります。
多くの先生方(臨床医も病理医も)そして若い病理医の先生方にも、病理クリニックの意義を知っていただきたいです!
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