top of page
病理革命

病理で開業 Part9【患者様への迅速対応のために】

#患者紹介 #プレパラート #ガラス標本 #パラフィンブロック #病理連携



22時のショートメール!


自宅でそろそろ寝る準備と思っていた時間帯

連携施設の院長からショートメール

「今日報告をもらった悪性診断の患者様のプレパラート(ガラス標本)を明日届けてもらえますか?」

「承知しました。プレパラートは明日午前中の検体回収時にお届けします」

「パラフィンブロックも借りられますか?」

「ブロックは中一日いただいて、明後日のお届けになります」

「よろしく!」

病理連携の最大のメリットが、迅速な報告書と標本の貸し出しです。


クリニックの先生方が病理診断書を確認するのは、診療が終わってからの時間。

夜間に悪性の病理診断をみて専門病院に紹介しようと思った院長先生。

患者様の来院にあわせて紹介状を書き、同時にプレパラートも専門病院にお持ちいただく、という迅速な対応です。

何度も患者様に来院してもらわずに、不安な日々を少しでも短くして、早い治療につなげたいというお考え。

そこでご協力できるのが、連携施設様のプレパラートを保管している当院です。


クリニックの多くが病理検査に利用している検査センターでは、プレパラートを借りるときに数日を要する場合があります。夜間はコールセンターもやっていませんし。

貸出料金がかかるところもあります。

年間何十万件も扱う検査センターでは、大型倉庫から4x3cmのパラフィンブロック1個を探し出すのはとても大変そうです。


病理標本,パラフィンブロック,採取検体は、医療機関が「患者様の信託を得てお預かりする」というのが各種規程や個人情報管理上の指針です。

この役割を連携施設間で担っていくことも、病理診断科クリニックの役目だと思っています。


プレパラート(ガラス標本)


パラフィンブロック(上から見たところ)


パラフィンブロック(横から見たところ)

閲覧数:389回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page