#病理診断科クリニック #病理開業 #レセプト #オンプレミス型電子カルテ #クラウド型電子カルテ
私の中では、病理連携の構想は約20年前からありました。でも当時は、診療報酬も制度もネット環境のハードもソフトも今とは大違いの状況でした。
今はとても良い環境になったと実感しています!
病理学会の努力で平成20年度(2008年度)の診療報酬改定で「第13部 病理診断」の項目が新設されました。これは私たち病理医にとってとても画期的なことで、臨床の陰に隠れていた病理診断がやっと独立できた!と喜ばしいことなのですが、あまり世間には知られていないのが現状です・・・ちょっとがっかり😞
とにもかくにも、単科の病理クリニックでも保健医療機関であるからには保険の取り扱いと毎月のレセプト申請を行わなければなりません。
かといって、通常のクリニックに比べて来院患者が多いわけではないので、開院前には「カルテどうしようか・・・、紙カルテにする?」などと悩んでいました。
この悩みも20年前とは大違いの環境で解決できました、今はクラウド型の電子カルテがあります!院内にサーバを保有するオンプレミス型の電子カルテ会社がクラウド版を開発したので、これを既存のPCで使用することにしました。クラウド型は導入費用が安価で、運用開始までの期間も短くて済みます。
当院では各種の保険種類取り扱いができますが、これまでは社保・国保の方が来院されています。「病理診断書」は保険診療で発行できます。月初めのレセプトはオンライン申請しています。
病理連携では、連携施設が互いに厚生局への施設申請が必要ですが、既に10施設の実績ができましたので、依頼側クリニックの先生方にも問題なく「病理診断料」「病理診断管理加算1」のレセプトを申請していただいています。
20年前は難しかったのですが、今では病理診断科クリニックにとって良い環境が整ってきました!!
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