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スピロヘータ腸炎

病理革命
10月29日
読了時間: 2分

#CF #大腸内視鏡 #大腸生検 #病理診断




大腸内視鏡の病理検査は当院でも多く診断しています。

ポリープや悪性腫瘍が心配で受診される方が多いですが

慢性的な下痢症、便秘、腹痛などの症状で検査する方も多いです。


慢性下痢症の原因として、大腸スピロヘータ症がありますが

これは病理診断の有用性が最も顕著な疾患です。

胃のヘリコバクターは、呼気検査、細菌検査、血液検査など各種の検査があります。

大腸スピロヘータ症は、細菌培養や特殊な染色ではなく、

通常の病理染色であるHE染色がとても有用です。


特徴としては、通常行われるヘマトキシリン・エオジン染色(HE染色)で

大腸粘膜の表面に青紫色(ヘマトキシリンの色)の毛羽立ちが特徴です

これは嫌気性細菌のBrachyspira aalborgi およびBrachyspira pilosicoliが

感染して下痢症、便秘、腹痛などの症状を起こすものです。


特段の原因(アレルギー、体調不良、薬の服用など)がないのに

下痢や便秘に悩んでいる方では、スピロヘータが観察されることがあります


治療は消化器の先生がご専門ですが、病理検査でスピロヘータが見つかれば

お薬の服用にすすめます。

病理医はこのような特徴的な細菌感染を見逃さないように

いつも慎重に診断しています。


スピロヘータ感染では、粘膜表層にヘマトキシリンに染まる青い毛羽立ちがみられる
スピロヘータ感染では、粘膜表層にヘマトキシリンに染まる青い毛羽立ちがみられる
スピロヘータ感染のない粘膜では、青い毛羽立ちはみられない
スピロヘータ感染のない粘膜では、青い毛羽立ちはみられない




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